カットとドライカットは何が違うの?

簡単に言えば、濡らしてカットをする従来のカット技法と乾いた髪をカットするカット技法ということ。

ただし、従来のカット技法は細かくパネルを分け積み重ねながらスタイルを形成していくもので、ドライの場合は彫刻をして削っていきながらスタイルを形成していくものなので考え方は全然違うものになります。

従来のカットの弱点は髪質によって乾いた時に髪の縮みやクセが出て狙っていたボリュームの位置等が狂いやすくカットをしているスタイリスト自身の予想を越えた状態になることも多く、切り過ぎや、あとからチェックカットが必要なケースが生まれやすいカット技法です。

ドライカットはその人の頭形・クセ・毛流等を見ながら切っていくのでボリュームの調整も同時に行い自然な落ち着きを作ることができます。

切り過ぎの失敗も少なく、切った時点でお客様にスタイル確認してもらえ、洗っても乾かせば元の状況に再現しやすく希望のスタイルに対するブレが少ないカット技法です。