カラーの違い

それぞれのカラーのメリット&デメリット

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ヘアカラーは、もとの髪色によっても仕上がりが微妙に異なる難しいカラーリング。

オーダーするときには、写真や雑誌の切り抜きを持っていくなどして、イメージを的確に伝える工夫が大切です。

また、サロンにある毛束のサンプルからオーダーする場合、サンプル毛はナイロン製のものが多いため、仕上がりと多少違う場合があることも覚えておきましょう。
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種類用途備考
ヘアマニキュアコーティングキューティクルにコーティング
ブリーチ廃止脱色メラニン色素を脱色
脱染剤廃止脱色&脱染メラニン色素を脱色と化学染料の脱染
ヘアカラー脱色&染色メラニン色素を脱色し化学染料の色素を浸透し染色 /ファーブルでは不使用
オーガニックカラー脱色&染色メラニン色素を脱色し化学染料の色素を浸透し染色 /安全性の高い植物性原料使用
ノンジアミンカラー脱色&染色メラニン色素を脱色し化学染料の色素を浸透し染色 /ジアミン0%
ハイブリッドカラー脱色&染色メラニン色素を脱色し化学染料の色素を浸透し染色/ ジアミンを限界まで少なくしています
草木染 廃止染色100%植物性染料で染色し植物成分でトリートメント
ナチュラルハーブカラー廃止染色ハーブ90%でトリートメント/化学染料10%で色素を浸透し染色

明度を上げるカラー

ブリーチ 廃止

  • 傷んだ髪には適しませんが、 髪を明るくする効果は抜群です。

脱染剤 廃止

  • 黒染めなどのカラー後に明るく戻す際、化学染料が残留していると 髪を明るくする事が容易ではありません。
    まずは前回までの余分な化学染料を除去することを目的としたカラーです。
    同時にブリーチも行うのでかなり明るくなります。
    ただし、かなりヘビーな薬剤なので強ダメージを与えてしまいます。

ヘアカラー

  • 脱色するため、多少のダメージは伴いますが、色のバリエーションが豊富なので、 カラーデザインを重視するならおすすめです。

ナチュラルカラー

オーガニックカラー

  • 環境&人&髪に負担をかけないヘアカラー
  • ヘアカラーと同じ機能をもち、植物性の原料を使用し、生分解性が高い

ノンジアミンカラー

  • 環境&人&髪に負担をかけないヘアカラー
  • ヘアカラーと同じ機能をもち、かぶれの原因のジアミンを含まない安全性の高いヘアカラーです。
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ハイブリッドカラー

  • 発がん性環境ホルモン物質であるジアミンを限界まで少なくしたヘアカラー
  • ヘアカラーと同じ機能をもち、人&髪&環境に非常にやさしいヘアカラー

ハイブリッドカラー

「メッシュ」「ハイライト」 廃止

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  • 髪の色(メラニン色素)を脱色し明るくするカラーリングテクニックのこと。
    サロンやヘアデザイナーによって呼び方は異なりますが、意味としてはほぼ同じものです。

一般的には、束状にくっきりと色の強弱をつけた状態を「メッシュ」、自然な立体感をもたせたるために明るいトーンの筋を入れた状態を「ハイライト」と呼んでいます。

彩度を調節するカラー

髪の毛の中のメラニン色素を脱色することはできませんが、色味を染色する事で色々な雰囲気をかもし出します。

ヘアマニキュア

  • 髪が傷みにくいのですが、明るくすることはできないので、 もとの髪色が暗い方には「ブリーチ」や「ヘアカラー」との併用がおすすめ

ベルベットリファインカラー新メニュー

  • ダメージやアレルギーの原因となる、ジアミン、アミノフェノール、アンモニアを使用していません。
    染めれば染めるほど、毛先まで強く、丈夫になるトリートメントグレイカラーです。

ナチュラルハーブカラー廃止

  • 髪が傷みにくいのですが、明るくすることはできないので、 もとの髪色が暗い方には「ブリーチ」や「ヘアカラー」との併用がおすすめ

草木染 廃止

  • ダメージを回復させながら色落ちしにくい優しいカラーなのですが、明るくすることができないので、もとの髪色が暗い方には『ブリーチ』や『ヘアカラー』との併用がおすすめです。

白髪染めとおしゃれ染めの違い

ブリーチの強弱と染料の濃さにより明度と彩度をコントロール
*各メーカーともに9トーンを境に白髪染めとおしゃれ染めに移行


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オーダーをする場合は、トラブルを防ぐためにも、ヘアデザイナーにしっかりとなりたいイメージを伝えましょう。

ファーブルの考えるカラーの組合せ

各カラーにより長所と短所がありそれぞれ限界があるので要注意。
組合せを多くすることによって各カラーの短所を補い合い、さまざまな色味・色調・ダメージの軽減・色持ちの向上等を良くすると考えます。
反面、施術に伴うテクニックや原材料費・所要時間がかかり、料金のご負担は大きくなりますのでご了承ください。

シングルカラー

[check]各カラーの特徴をシンプルに施術
[check]各カラーによって希望に添えない場合もあるので要注意

ダブルカラー

[check]2つのカラーで希望の色調・ダメージの軽減・色持ちの向上が期待大
アンダーカラーを変化させながら色味を付ける組合せ

オーガニックカラー+ヘアマニキュア

 
ノンジアミンカラー+ヘアマニキュア

ハイブリッドカラー+ヘアマニキュア

アンダーカラーは変化させず色味のみ付ける組合せ

ヘアマニキュア

[check]脱色度が大きいほどダメージが大きくなります・色持ちは悪くなる・パーマ/カール/ストレートがかかりが不安定になり持ちが悪くなる
アンダーカラーを脱色して色味を付ける組合せ

ブリーチ×○回+カラー又はヘアマニキュア

ホワイト・ブルー・シルバー等の原色に近い色を希望される方に注意喚起

  • アンダーカラーをほぼ白に近い状況まで脱色する際、ブリーチを数回繰り返し行います。
    • 繰り返すほどダメージが大きくなります。切れ毛が多くなる事を覚悟してください。
    • 繰り返すほど料金が加算されます。
    • 繰り返すほど時間がかかります。
  • 後からの希望カラー
    • 希望カラーの種類によって色持ちが変わります
    • ヘアマニキュア
    • ヘアカラー(クリア系/原色系)
    • 塩基系カラー
  • カラー後のホームケア
    • 黄ばみ防止の紫シャンプー又は紫トリートメント必須
    • 色が抜けやすくなるため、こまめにカラーを施術し色味をキープしてください。
    • カール又はストレートを希望される方は、必ず化粧品系カール・ストレートを施術してください。(ダメージが大きいほど不安定な仕上がりになるので注意・場合によっては施術不可になります)

サロンカラーとホームカラーの違い

ホームカラー

ホームカラーはサロンカラーよりも退色が早く、シリコン系の手触りやツヤをごまかす成分が多く入っています。
パーマ剤の毛髪浸透の妨げになり、強い薬剤を使用しないとかからない状況となったり、強い薬剤使用にて更なるダメージの蓄積が起こります。
サロンカラーよりもダメージがかなり強く、頻度を重ねるとハイダメージ状態となり、サロンでのパーマ等かける際に事故に繋がりかねないため、出来るだけ控えていただきたい。
パーマスタイル等をきれいにしたいのであれば特に控えてください。
事実、美容室の事故の原因となり、訴訟問題も起きてきております。

お客様の失敗カラーの例として、特に白髪染の場合、同じカラーを全体に塗布し、重なったカラー部分がどんどん真っ黒な状況になり逆グラデーションになります。
根元が暗く毛先ほど少し明るい状態が綺麗なカラーの状態なので、その逆は変な感じになるということです。
すなわち、根元のみのリタッチが全体に出来ればいいのですが、自宅では難しいのでは。。。
サロンではそのテクニックがあり、そのテクニック料金をいただいて生活していますので、是非、サロンにお任せいただきたいと考えます。

CMにだまされないで

有名な芸能人がよく起用されていますが、あの方たちはあくまでもイメージとして起用されています。
実際には芸能人にはヘアスタイリスト(美容師)が担当しているため、サロンカラーをしてます。ホームカラーを使用はしていないのが実情です。
美容師がホームカラーを勧めることはないですから。。。

安くて手軽かもしれませんが、長期的なスタイル保持の観点からみると非常に危険だと考えます。それでも良ければ自己判断にて使用してください。